6年9月。母が、「受験、撤退する?」と僕に聞いてきた。
公開学力テストは社会だけ良かったけれど、他の教科は全然だめだった。
5年のときに1度だけVクラスに上がったけど、ちょうど理科でばねが縮む問題が出てしまって、ひどい点になってSクラスに落ちてしまった。ばねはのびるものと思っていた。縮むなんて知らなかったし、テキストにもそんなことは書いてなかった。
そこから公開学力テストではあまり良い成績ではなかったし、外部の模試でも社会以外は良い点が取れなかった。だけど復習テストはがんばった。計算テキストは毎日必ずどんなにしんどくてもやった。漢字も毎日やった。だけど公開学力テストはどうやっても良い点が取れなかった。
そこで母が公開帳票を見て言ったのが、これだ。「受験、撤退する?」僕はすぐに返事ができなかった。そのときもう6年の9月。東京受験は2月。埼玉受験は1月中旬。残りあと4ヶ月。家族で相談した。浜学園の先生にも相談した。「過去問をやってみよう」と先生に言われたのでやってみたら思ったよりできた。何回かやってみたらどんどん点が上がってきた。だんだん自信もついてきた。計算テキストも早くできるようになってきた。
1月の埼玉の前受けで自分の偏差値より上の中学に合格できたのでびっくりした。うれしかった。浜学園の先生も喜んでくれた。この勢いで東京の中学も受けたら合格できた。
あのとき撤退もよぎったけど、そんな僕でも合格を勝ち取ることができた。
御三家でも最難関でもないけれど、良いと思っていた学校に合格できた。あのときあきらめないで本当に良かった。
